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come on! come on!!
メガスプラッシュ!!!
・・・ということで、26日にTDSに行って、水浴びして踊ってきました。
まぁ踊ったっていっても参加の方ではないですが。
凄まじくテンションのあがった盆ダンスとか、記憶にある限りレポを残したいと思うので、
このパッションがまだ残っていれば、修理に出しているパソコンが戻ってきたときに描きたいと思います。
一応パソコン自体は学校に戻ってきているらしく、都合のいい時に取りに来てくださいと電話が来ました。
・・・都合のいい日っていつだ・・・?

某方のとばっちりで受けた先生からの課題も、とりあえずVer1として無事提出しましたし。
なんでも週明けにコメントがくるらしいです。いりませんそんなの。
自分でも酷い出来だと自覚してますが、それにしても早く解放して欲しい。

というか、またこんな時間まで俺は一体何をしてるんだろうね。
本当は勉強して教習所に学科試験受けに行こうと思っていたんだけど。。。
間が空くともう駄目ですね、また車乗りに行くのが後回しになる・・・orz

でまぁ、こんな時間まで何をしていたかっていうと、某スマイル動画をぶらぶらしながらミラもの書いてました。
書くのに頭が足りなくて一部描写をはしょったり、最後を適当にまとめているので、短いのですが。
確か17日にi城さんとアリエッティ展を見に行って、最終的にはカラオケだったのですが(なんだろうこのカラオケ率)、その帰りの会話で実はレオンにも星詠みの力があったんじゃね?ということを言われまして、思わず書いた。
最近のメールでエレレオ書くよ!って言いながら、書いていたのは鬱なレオンでした。あれ?
とりあえず楽しく妄想。自分の能力的に妄想前回フルスロットルでぶっとんだ!とまでは行ってませんが。多分。
考えてみると、腐向け要素は特にありません。ただレオンが一人で若干鬱ってます。ただそれだけです。
それでもよければ折り畳みからどうぞ。
ちなみに、後半に出てくる「能力」は「ちから」と読んで欲しいな、とか思ったり。
途中で出てくる運命3コンボに関しては、読む方の好きにしていただいて構いません。
ミラでも彼女でも神でも運命でも定めでもどうぞご自由に。

さ~て、これ終わったら寝よう!
そして次に書くのはやっとエレレオだ!ただし一方通行両思いのヤンデレ、誰得?俺得?話ですが。


 

立ち上る土煙と血の匂い。噎せ返る死の臭いの中に立つ者達が身に着けているのは青銅よりも強き鉄。

彼らが進攻するのは風の都。獣に楯を食い破られるようが如く崩れ落ちる城壁。

その舞い上がる砂埃の中に一つの人影が浮かび上がる。

堪え難き痛みを抱えるその瞳は冥い輝きを湛え、彼は天に向かい咆哮する。

運命を呪い、運命を憎み、運命に牙を剥く彼の後ろを星が流れていく。

星に目を凝らし、手を伸ばせば冷たい水の感触が触れ、月がぶれた。

ふいに香った柔らかな花のような香りと背に触れた温もりに、鼻の奥がツンと痛くなる。

何故だか込み上げてくる涙を拭おうとして、己の手が赤く血に濡れていることに気付いた。

神を呪う言葉を吐きながら彼が向かってくる。

慌てて槍を構えるが、長い髪を振り乱し憎しみを隠そうともしない彼の姿が急激にブレ始め、その姿に誰かの姿が重なる。

それは彼によく似た女性の姿であり、どこまでも分かり合えない兄の姿だった。

彼の姿が一つに戻った時、手に持っていたはずの槍は消え去り、腹部を鈍い痛みが貫いていた。

痛みに噎せる。息が苦しくて、冷や汗が止まらない。

近くで葉擦れる音がして、レオンは目が覚めた。

「・・・カストルか、どうした」

「随分と魘されていらっしゃったので、少し気になりまして」

「そうか、それはすまなかった」

「いえ、・・・大丈夫ですか?」

「ああ、大事無い。・・・少し一人にしてくれるか?」

「分かりました。何かありましたらすぐに呼んでください」

カストルの姿が見えなくなると、レオンははっと息を吐いた。

鈍く痛む頭を手で軽く押さえ、近くにあるはずの雷槍を探す。

雷槍はレオンのすぐ横に置いてあり、彼はそれに触れ、そっと握ると手に伝わる確かな感触に安堵した。

夢の内容を全て覚えている訳ではない。だがその夢が決して楽しいものでなかったことだけははっきりとしている。

死を纏う戦場の臭い、痛々しい慟哭と堕ちていく星の輝きが今も鮮烈に残っている。

特に気になって仕方がないのが、風の都と思しき地の城壁が壊されている光景。

東方からの侵攻に備えているという話は聞いているし、その城砦が完成すれば防衛線として重要な役割を果たすことになるだろう。

その城砦が破壊されるなどと、なんと不吉な夢を見たものか。

溜息を吐きつつ天を見上げたレオンの目に映ったのは満点の星空。

空に散らばる星々から目を逸らし軽く頭を振ると、レオンは自嘲の笑みを浮かべた。

「・・・あれが貴方の織り上げた未来だというのか、運命よ」

ならば逃れる術はない。受け入れる以外の道はない。

例えそれが吐き気のするような定めだとしてもだ。

先を知っても変えることの叶わぬ未来だというのなら、何故そんなものを知らされなければいけないのか。

それは星女神の戯れなのか、運命の悪戯なのか分からないが、レオンにとっては迷惑以外のなにものでもなかった。

幼い頃より時折、レオンは奇妙な夢を見ることがあった。他の夢と同様に内容を正確に覚えている訳ではないのだが、幾つかの隠喩とも思しきキーワードだけは鮮明に焼きついていた。

そして、そこから推測される事象は遠からぬ未来に必ず起こった。

初めは偶然だと思っていたものも、数を重ねれば背筋を寒気が這うようになる。

何よりもレオンが見るその不可思議な夢は、凶事ばかりを示して見せた。

時折視る実現する不吉な夢に不安を覚えイサドラに相談すると、決してその夢のこと他言してはいけないとレオンは強く忠告された。

それから幾つかの時が過ぎ、ふいにレオンはその夢を視る時の法則性のようなものに気付いた。

恐ろしい夢を視るとき、いつも吸い込まれそうなほど美しい星空を目にしていた、と。

元来星詠みの能力は星女神に愛されし女性に与えられるものである。

そしてイサドラもまた、そんな星女神に愛された女性の一人だった。

公にはされていないが、レオンは幾度か星空を見ては物思いに耽り悲しげな顔をするイサドラを見たことがあった。

星詠みの子供であること、そして何よりもイサドラのレオンに強く口止めした態度から、レオンは一つの可能性に思い至る。

それは自分にも星詠みの真似事のような能力があるのではないかという可能性。

もしそうであればイサドラの反応にも得心がいく。

だがもし自分に星詠みの能力があったところで一体何になるというのだろうか。

知りたいことを知ることが出来るわけでもなく、知ったからといって何が出来る訳でもないというのに。

変えることの出来ない未来を知ることに一体なんの意味があるというのか。

いずれ死すると知ってなお、この手に何を求めればいいのだろう。

強く拳を握り締め、軽く頭を振ると星空を見上げる。

夜空を埋める星々の語る世界を、思うがままに知ることが出来たなら。

「・・・栄華の時はもはや、我らの元を去ったのかもしれぬな」

例えそうだとしても、死ぬその瞬間でさえ国を背負うものであらねばならぬことだけは変わる事がない。

生まれたからには生きねばならぬ。それがどれほどの死体と犠牲の上に築かれた世界だとしても。

いつか赤い川を渡った先に私の幸せがあることを信じて、今はただ、進むのみ。

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