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「私は閣下が好きなんです」
「あぁ、うん、知ってる」
「だから貴方のことは嫌いなんです」
「それも、前に聞いたね」
「閣下の兄とか、国王とか関係ないし」
「うん」
「むしろ血が繋がってるとか羨まし過ぎてムカつきます」
「だいたい言いたいことは分かったけど、じゃあどうして君は私の寝所に侵入して私の上に覆い被さっているのか説明を求めて構わないかな?」
「そんなもの貴方が閣下の所へ行かないよう見張っているだけです」
「どうして私がこんな時間にエレフの所に行くんだ?」
「貴方が閣下所へ夜這いに行くかもしれないでしょう!」
「それはないっ!私はエレフをそのような目で見たことはないし、そもそもそんなことしたらエレフに嫌われてしまう!」
「でしょうね」
「…はぁ、もういい加減寝たいのだけど」
「どうぞ御自由に」
「……君は?」
「放っておいて下されば結構。貴方と話していても仕方がないですから」
「(そういう問題じゃないと思うんだが。…寝にくい)」