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A.嫌いというか苦手です。
なんというか、こう、やる気を出そうとしたら出鼻をくじかれたといいますか。
あれです、自分のダメさを改めて思い知ったといいますか・・・。
・・・知ってた。自分に文才なんて一切ないって知ってたorz

いい加減そろそろサイトに載せられるだけのクオリティーのものを完成させないとなぁ。
と思いつつ、集中力のない人間がばっばと書いたところでただの落書きもいいところ・・・。
自分が若干スレていたこともあり、心の隅に巣食っていたネタを書き殴ってみた。
相変わらずミラです。はい。
暗いどころの話じゃなく、黒いレオンです。
なんというか割と前から「奴隷が死んだら補充すればいいだろう」なレオンを書いてみたかった。
そして相変わらず情景描写なしです。漫画でいうところの背景なし。
俺のssは読者の想像力に依存しています!!(言い切った!)
まぁ、なんて長い前置きしておいてなんですが、大したものじゃありませんよ。
短いし。オチないし。書いてたらよくわからなくな(ry
それでもよければ折り畳みからどうぞ。
鳥が空を飛ぶのは、そう生まれたからだ。
狼が満月に吼えるのは、そう生まれたからだ。
つまり、私が人の上に立つのは、そう生まれたからに過ぎない。
もし私が平民の子に生まれたとして、果たしてその時私は人の上に立とうなどと思うだろうか。
いや、思う以前に、人の上に立つことなど出来たのだろうか。
・・・くだらない。実にくだらない。
そんな仮定の話をしたところで、私は雷神の眷属として、第一王位継承者としてここに生まれてきたのだから、それ以外の話をしたところで何の意味もない。
そう、何の意味もない。
この国も、民も、家臣も皆、私の物になることが決まっている。
それは私が生れ落ちたその瞬間に決まった揺るぎのない事実。
覆ることのない運命。
人は己の持ち得ないものにこそ憧れを抱くのだという。持っていないものを羨み、欲するのだと。
だからと言って、私は別に平民になりたいなどと思ったことはない。
王族として生まれ、敬われ、恐れられて扱われることが日常であり、それが私の正常である以上、そのことに対して別段不満など持つことはなかった。
そして恐らくこれからもそうだろう。
ならばこそ、私は私が生まれ持っている物に対して執着がない。
執着を示す理由が見つからない。
 
「殿下、東方防衛同盟の議会のことでお話があるのですが」
「・・・カストルか。そういえば、風の都の城壁はまだ出来ていないそうだな」
「その様に聞いておりますが、それが?」
「急がせろ。我らの方が奴隷に合わせてやる必要もなかろう」
「・・・仰せのままに」
 
空は青く、遠く、決してこの手に落ちることはない。
けれどその空を往く鳥を手にすることは容易いのだから、皮肉なものだ。
年を通して青々と緑が茂り、数多の花が色鮮やかに咲き誇る庭も、所詮は赤く染まった大地と地続きであるというのに、神聖も何もあるまい。
特別なことなど何もない、ただそう生まれついただけのこと。
王族に生まれようが、平民に生まれようが、奴隷に生まれようが、神に生まれようが同じ。
持たぬ物を欲し、持つ物を軽んじる。
ただ私には欲しい物がないだけのこと。
だから、そう、お前達が羨ましいよ兄弟。
執着に溺れ狂って、無様に神に抗ってくれ。そのための土台は私が用意しておいてやるから。
さぁ、心置きなく狂うがいいさ。

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